TOTOグローバルサイト

MATERIALITY

環境

マテリアリティのひとつ「環境」においては、SDGs「6:安全な水とトイレを世界中に」などに貢献していきます。

事業を通じ「環境」を守ることにより、SDGsに貢献します。

  • SDGs No.6 安全な水とトイレを世界中に
  • SDGs No.7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • SDGs No.13 気候変動に具体的な対策を
  • SDGs No.15 陸の豊かさも守ろう

WATER-SAVING

限りある水資源を守り、未来へつなぐ

TOTOグループは、水まわり商品を提供する企業として、人々の暮らしに大きな影響を与える「水資源の枯渇」という課題に対応していく責任があると考えています。節水性能が高く、かつ快適に使用できる商品を世界中に普及させていくことで、商品使用時の水消費量を削減していきます。

大便器の節水性能の進化

一般的な家族構成(男2、女2)で試算した場合、1999年に発売した商品と現在のネオレストでは51%の洗浄水量削減により、大洗浄で3.8L(小洗浄3L)を実現しております。

トイレを快適に使用していただきながら確実に汚物を排出・搬送できる洗浄水量の削減を進め、現在の「ネオレスト」では、大便器1回当たりの洗浄水量3.8Lを実現。また、シャワーなどの水栓金具においても節水性能の向上を追求しています。

CARBON NEUTRALITY

カーボンニュートラルに向けた取り組み

気候変動が及ぼす影響を重要な事業リスクと認識しており、科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出量削減に取り組んでいます。TOTOの多くの商品は使用期間が約10年~20年と長く、ライフサイクルで見ると、商品使用時に排出されるCO2の量が全体の9割以上を占めており、その削減に取り組むことで、毎日の快適な生活と、環境にやさしい暮らしの両立を目指しています。事業所からのCO2排出量については、長期的な事業成長を考慮した削減計画に取り組んでおり、再生可能エネルギーの積極的な導入も進めています。

水と暮らしの
カーボンニュートラル

TOTOの
カーボンニュートラル

イニシアチブ

持続可能な社会、カーボンニュートラルの実現に向けた国際的なイニシアチブに賛同し、2021年6月に、SBT(Science Based Targets)イニシアチブ「2℃を十分に下回る水準:(WB2℃)」の認定を取得しました。
さらに、2024年3月に、2030年に向けた温室効果ガス削減目標を更新し、世界の平均気温上昇を産業革命前と比べ1.5℃未満に抑える「1.5℃水準」の認定を取得しました。

TCFD

2019年5月、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」提言へ賛同。

RE100

2021年4月、国際的なイニシアチブ「RE100」に加盟。

SBT

2024年3月、「SBT(Science Based Targets)イニシアチブ」の「1.5℃水準」の認定を取得

商品の透明性

TOTOグループでは、商品企画・設計の過程で、ライフサイクルアセスメント(LCA)に関するガイドラインなどを 参考に環境影響を評価し、省エネルギー性能、節水性能の向上に取り組んでいます。近年では、カーボンニュートラルの実現に向けて、透明性の高い環境データ開示に対する期待が高まっていることを踏まえ、主要な商品を対象に、バリューチェーン全体を通じた客観性のある評価を進めてきました。

LCA
(ライフサイクルアセスメント)

商品に関する材料の調達から製造、輸送、使用、廃棄まで、
商品のライフサイクルのすべての段階を通して環境影響を定量的、客観的に評価すること。

LCA(ライフサイクルアセスメント)

この取り組みの一環として腰掛便器、壁掛便器、混合水栓、ウォシュレット、ウォシュレット一体形便器の代表的な商品で環境製品宣言(EPD:Environmental Product Declaration)を取得しました。
EPDは、原材料調達から製造、物流、使用、廃棄、リサイクルまでの環境影響を、ISO(ISO14040/44)に準拠した手法で算定し、第三者機関の検証を経たレポートです。
今後も、LCAによってバリューチェーンの各段階における環境影響の把握を進め、その低減に取り組みます。EPDを取得した商品は、リンク先にてご確認ください。

  • 米国以外はこちら(商品によって販売地域は異なります。)

    EPD INTERNATIONAL EPD SYSTE
  • 米国市場向けはこちら

    Sustainable Minds Transparency Report (EPD)

REGIONAL CONTRIBUTION

地域社会とともに、
持続的発展を目指す

未来に向けて、水資源を有効に活用しながら、地域や社会が持続的に発展していくためには、企業による事業活動とともに、地域を支える団体の活動が欠かせません。
そこで、TOTOグループは2005年に「TOTO水環境基金」を設立し、水に関わる環境活動に継続して取り組む団体への支援を続けています。

TOTO水環境基金

  • TOTO水環境基金の助成先団体の活動風景
    ©オイスカ
    ミャンマー

    栄養源にもなる樹種をみんなで植樹

  • TOTO水環境基金の助成先団体の活動風景
    ©オイスカ
    ミャンマー

    設置したトイレの前で笑顔の子どもたち

  • TOTO水環境基金の助成先団体の活動風景
    ©オイスカ
    インドネシア

    設置したトイレは子どもたちが毎日清掃し、大切に活用

  • TOTO水環境基金の助成先団体の活動風景
    ©HOPE Japan
    エチオピア

    蛇口をひねれば安全な水が出ることに大喜びの子どもたち

  • TOTO水環境基金の助成先団体の活動風景
    ©HOPE Japan
    エチオピア

    新たに設置した手洗い場でみんなで手洗い

  • TOTO水環境基金の助成先団体の活動風景
    ©HOPE Japan
    エチオピア

    子どもたちに手洗いの大切さを教育

  • TOTO水環境基金の助成先団体の活動風景
    ウガンダ

    建設した貯水タンクの前で

TOTO水環境基金についての動画サムネイル

TOTO水環境基金

それは水にかかわる環境活動に取り組む民間団体への支援を通じて、より持続可能な社会の実現に貢献するために、TOTOが2005年に設立した基金です。 「水環境にかかわる課題を共に解決したい」という想いをもって「地域に根差した活動となりえる」「一過性の活動ではなく、継続性がある」団体を助成しています。 助成先の活動地は日本国内のみならず、世界中の国や地域に広がっています。 例えば、国内における環境保全のための市民による活動は、水とくらしの関係を再生する重要な役割を担っており、それらの活動にTOTOグループ社員もボランティアとして参加し、地域の一員として共に課題解決に取り組んでいます。 また、海外においては、衛生環境改善のため、トイレや手洗いなどを設置するとともに、維持や管理の仕組みを根付かせるため、水の衛生知識の研修に加え、設置した器具の適切な使用方法や管理方法についても伝える活動が欠かせません。 そのほかにも、世界では、水に関わる社会問題を数多く抱えており、これらの解決に向け、地域に根差した活動に取り組む団体をTOTOは支援していきます。 TOTOはこれからも、水環境への想いを同じくする団体とともに、持続可能な社会の実現をめざします。

TOTO水環境基金について

TOTO水環境基金は、ステークホルダーの皆様の想いに応じて拠出された助成金をもとに、地域を支える団体を助成しています。 助成金による支援に加え、TOTOグループ社員が助成先団体の活動に参加し、地域の皆様とともに課題解決に取り組んでいます。 TOTO水環境基金との関わりを通じて、社内外のステークホルダーの社会課題への意識が向上することで、活動の輪が大きく広がっていくユニークなしくみです。

TOTO 水環境基金のしくみ

TOTO 水環境基金のしくみ
ステークホルダーの皆様の想いに応じて
拠出額を算出
地域を支える団体を助成
地域社会との協働
社会課題への意識の向上

GOALS

WILL2030 社会的価値・環境価値指標

主な指標 2023年度
(実績)
2026年度
(目標)
商品使用時
水削減貢献量※1
10.0億m3※2
11.4億m3
事務所からの
CO2総排出量
25.4万t
22.9万t
商品使用時
CO2削減貢献量※1
298万t※2
360万t

2024年6月末に確定した実績に更新しています
※1 2005年度当時の商品を普及し続けた場合と比べた削減効果
※2 WILL2030 STAGE2と同様の算定条件とした場合(概算値)